P.S. アイラブユー

P.S.アイラヴユー プレミアム・エディション [DVD]

• 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
• メディア: DVD

P.S.アイラヴユー

• アーティスト:
• 出版社/メーカー: Warner Music Japan =music=
• 発売日: 2008/09/24
• メディア: CD

観てきました。
悲恋物とは知っていましたが、外国ならではの笑いのセンス、人の心の強さも描かれ、お涙頂戴映画にはなっていなかったのは意外でもありましたが、それも良かったと思います。

なにより、がんに侵され死んでいく夫の、妻に対する愛情の深さに、心を打たれました。

最初は、思わず映画を間違えたかと思うほどの(笑)夫婦喧嘩で始まり、そしていきなりの葬式シーンにはビックリしましたが、死期を悟った彼が残した、彼女へのサプライズ…。

死んだ夫から定期的に届く、消印の無い手紙。
用意周到に計画された手紙と一緒に彼女に訪れる数々の出来事。

手紙の最後の文字は必ず「P.S．I　Love　You」

そして最後の手紙と共に分かる、意外な協力者…。

自分の死を前にして、彼はなんと彼女の事を思いやっていたのか。
それは彼の死を、彼女に強く感じさせ、悲しませることもありますが、全て彼女の将来を思いやっての事。

最後の手紙は心に迫って、涙が溢れ出してしまいました。

君は僕の全てだけど、君にとって僕は人生の一部でしかない。その後も、君の人生は続いていくんだ。

新しい恋に臆病にならないで。男が送る、その合図を見逃さないで。

僕は君をずっと見守ってるけれど、君は僕に縛られる必要は無いんだという、あまりにも広い心と愛情。
…実際、こんな良い男はいないだろうなぁ。

ましてや35歳という若さで、癌で死んでいくその時に、残した言葉だと思うと、却ってそれが悲しい。
もっと自分勝手になっても良いだろう、その時に。

いつか貴方の言うように、新しい恋に生きる時が来るかもしれない。でも今は他にやりたい事を見つけたの。

彼の手紙のお蔭で、力強く羽ばたいていく彼女の姿は、最初の自分勝手な理屈で喧嘩していた姿はありませんでした。

こんな恋が出来て、幸せだったのは彼でしょうか？彼女だったでしょうか？
いいえ、きっと、それは両方…。
彼の死自体は不幸なことだけれども。

いつか、そんな幸せを手に入れられたら…、そう感じられる映画でした。

コメント 2

オープニングの派手な展開。
確かに「間違えたか？」と思いましたねw
設定はともかく展開はありがちかと思いきや、ラストの着地は意外で
妙に好感が持てました。
それにしてもヒラリーが可愛かった…。
by ken (2008-10-29 01:35) 

＞Kenさん
コメント、有難うございました。
そうですか～。私だけじゃなかったんですね。間違えたかしらと思ったの(笑）。
確かにラスト、意外でした。「そっちかー！！」って、思いました。
もっと湿っぽいのかと思いきや、意外と早いうちから、前向きな映画でしたね。
観て良かったです。
by ミカリン (2008-10-29 23:19)