ご冥福をお祈りしつつ…

初の劇団四季カテゴリーがこのような内容で申し訳ないんですが…。

ご存知の方も多いと思いますが、劇団四季の女優、服部良子さんが2007年4月30日、食道癌のため55歳の若さでご逝去されました。

何故このタイミングで…といえば、このニュースを聞いた時、まだこのblogが開設前だったと言うのもありますが、自分の中で文章にするのに時間がかかったというのもあります。

詳しくは、http://www.shiki.gr.jp/navi/news/000804.html他、いろいろ有りますが、「特に『キャッツ』ジェニエニドッツ役は初演から同役のみを演じ続けたただ一人の人物で、初演より約20年の間に4,251回も演じた。これは日本最多の出演回数であり、世界最多の出演回数でもあるとみられる。」などの文にも見られるように、存在感のある女優さんでした。

というか、私にとっては『ジェニエニドッツ』そのもの。多感な少女時代、初めて本格的なミュージカルを観た、正にそこに彼女はいた訳で…。今の私より少し年長なだけのその彼女は普段は「横着で昼寝しっ放しに見えるけれども、実は皆が寝静まった夜中に地下室でねずみやゴキブリをしつけて回る、元気でお茶目なおばさん猫」を演じていらっしゃいました。まだ役柄から考えると若かったはず。最初は「なんで！？」と驚いたと言うエピソードを聞いた覚えが有ります。

それから私自身何度、彼女の『ジェニエニドッツ』を観たでしょう。身体の指の数では足りないはず。他の役の彼女も観ている筈なのに私の中の服部良子さんは、『おばさん猫』。彼女以外の『ジェニエニドッツ』なんて考えたことも有りませんでした。

正直、これ程ショックを受けるとは思ってなかったんです。「好きな舞台女優さんは？」と聞かれたとしたら申し訳ないんですが、彼女の名前を口にすることはなかったでしょう。だから、ある意味、大好きだった志村幸美さん（1998年8月21日肺癌の為死去。享年39。）の時のようなショックを受けたのは、自分でも驚きでした。

ニュースを聞いたときは『CATS』のCDを聴いて泣くつもりでしたが、どうしてもそのCDに手が伸びず、結局気を落ち着かせようと聴いたCDはゴスペラーズ(結局泣いたんだけど）。本田美奈子．ちゃんの時は本人のCD聴いて素直に泣けたのに何故それができなかったのかなぁ。突然で心の準備が出来てなかったせいかも知れません。

今『CATS』は東京で演っています。自分の中で整理がつくまで名古屋には来ないでね。いや、整理なんてつかないでしょう。未だに『コーラスライン』のディアナや『李香蘭』の愛蓮に志村幸美さんを重ねてしまっている私だから。

彼女達のご冥福をお祈りしつつ、現在療養中の保坂知寿さんの１日もはやい復帰を祈って、今日は筆を起きます。

本当に暗い内容でごめんなさい。

 

 

コメント 4

ブログ読んだよ～(^o^)丿
服部良子さんて方は私は知らないけど、みかりんにはすごく、すごくショックだったんだね。
私は、そこまでの思い入れを持った人は、芸能人にも舞台人にもいなかったから、正直みかりんの気持ちは100％わかる！とはいえないけど、ブログからみかりんの気持ちはヒシヒシと伝わったよ。
私もみかりん同様、心からのご冥福をお祈りします。

それにしても、みかりんは本当にミュージカルが好きなんだねぇ。改めて思ったし、舞台を見るみかりんの目は本物なのねって感心したよ。

これからもブログ頑張って続けてね♪
by りんりん♪ (2007-05-16 09:52) 

りんりん♪ちゃん、ご訪問ありがとう。
アニメネタを挟んだ後とは言え、かなり笑いネタのミッチーネタの後にこの内容を書くのはチョット悩んだけど、「地球へ…」は根本的には重い内容のアニメだから良いかと、この内容を書きました。（だからあえてアニメを挟んだと言う、目論みもありますが）。
これからも懲りずにご訪問お待ちしてるよ。
by ミカリン (2007-05-16 13:04) 

毎度。（笑）
最近、お仕事忙しすぎて、久々にブログ訪問したよ。

服部良子さんは、キャッツの時の元気なイメージしか
無かったので、本当にびっくり。。。
ご冥福をお祈りします。

ちなみに、mixiのハンドルもはとちゃんだよ。
全然更新してないけどね。
って、ミカリン、はとちゃん分かる？うふふふふ。

分からなかったら、愛のパンチだわ。あは。
by はとちゃん (2007-05-17 20:44) 

えーっと、私のミカリンと同じような発想だと思ってたんだが…違うの？
って「ミカリン」の名付け親、貴方じゃん！
by ミカリン (2007-05-18 13:03)