地球（テラ）へ…

 

地球へ… 1 (Gファンタジーコミックススーパー)

• 作者: 竹宮 惠子
• 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
• 発売日: 2007/04/06
• メディア: コミック

アニメはディズニーとジブリ以外、卒業の予定だったんだけどなぁ…（まだ言うか）

元々この漫画に関しては映画(１９８０年公開）から入りました。と言ってもまだこの頃は、こんな難しいアニメを劇場に観に行く年令には至っておらず、かなり後にやったTV放送で観た訳ですが…。原作の連載は１９７７～１９８０年だそうですから、もう３０年ですね。しっかりビデオに録ってある所を見ると、映画上映から１０年近くたってた可能性が有りますね。なんせウチにある原作本、所謂『愛蔵本』ってやつですから。コレだけ言っても年がバレますが…。絵を見て「ラキシスおいで！」と言いそうになってしまったり、製作会社を見て「あぁ『妖刀伝』」とか言ってしまったら尚更…。年のことはもう止めましょう。 …といいつつ３０年前にはもう地球の環境問題について描かれる漫画が出てきてたんですね。そういえば公害病患者と言われる人たちは私より年上が多い訳ですし。 いい加減アニメの話に入りましょう。放送はTBS系土曜１８時。この後の内容は、元々の話が分からないと、読んでも理解できないと思います。 一言で言ってしまえば面白い！というのが正直な感想です。そもそも１年間やる予定だった前放送のアニメが視聴率不調から２クールで終わってしまい、穴埋めに使われたわけですから、もともと普通の地上波でやる予定ではなかったのかも知れません。最近アニメ見てなかったせいで、はっきりとは言えませんがクオリティ高いし、原作がチョット難解で急ぎ気味に書かれている(特に第１部。３回の短期連載の予定だったためしょうがないけど）ため、オリジナルの部分も面白く抵抗無く、毎週見ております。内容そのものについて触れるのは長くなるので止しますが（また角川から「新装版」出てますし）映画版に比べて急ぐ必要がないので、主人公のジョミーが自分の境遇を受け入れるのに、じっくり時間をかけて描かれています。まだ危篤状態とはいえ ソルジャー･ブルーも生きてるし（そっちかい！） 　そりゃそうだよね～、まだ１４歳になったばっかりで自分がミュウ（超能力者）だと知ったばかりの子供一人に、迫害されてるミュウ達の行く末全て背負わせちゃ無理だってば。寝たきりですがブルーはしばらくジョミーの(心の）成長を見守っていくことになりそうです。 一番驚いたのはセキ・レイ・シロエが一部に登場したこと。１０歳ぐらいかなぁ。原作では出番が少ないけどすごく重要な役。でもミュウではない設定だったはずですが、アニメでは未発達のミュウの模様。昨日の予告を見る限り普通ミュウは通過できない成人検査も通過したようですが…。まぁジョナ・マツカもミュウだけど成人検査通過できたし。まさかオープニングに登場してないマツカの代わりって事はないだろうなぁ。私マツカも好きなんだけど。オープニングににキースとシロエの戦いのシーンが描かれているので、ソレは無いと思いますが。予告で見る限り、原作通りキースに敵対心燃やしてるし。ジョミーがシロエを自分達の下に連れて行くのに失敗した時、記憶を消しているので、その影響で超能力自体がなくなってるって事もあるかもしれないけど。 昨日の放送からは取り合えず、話は放浪の旅に出発したミュウたちから離れ、人間サイドへ。もう一人の主人公キース君登場。ブルーと同じく、キースってジョミーより人気あるの知ってたけど、ブルーより上ですか？人気。私ブルー派なんですけど(苦笑)。キースはちょっと私の好み的にはクールすぎ。悪い子じゃないけど。でも原作より人間くさく描かれてそう。 昨日の話は完全オリジナル。原作の２部に入る前の２部の登場人物たちという感じでした。原作の２部は次回からですね。ミュウがでてこないのが寂しいぞー（だから私はミュウ派だってば）！ 新装版読んでみたんですが、２巻のちょっと現代的には表現方法が問題になりそうな台詞がそのままでした。どの台詞とは申しませんが、当時はその病気そのものが間違って捉えられていたので(脳神経の先天障害なのに精神病と思われていた）しょうがないのですが、アニメでは変更されてることを望みます。でも今でも一般的には誤解されてるんだよねぇ。某高貴なお方がそうじゃないかなんて外国マスコミに報道されたこともあるし。 長くなりましたが付き合ってくれた人がいたらありがとうございます。結構原作ファンや旧アニメファンが多い作品は難しいところが多いですが、この調子で最後まで行って欲しいです。私的にはかなり満足なアニメです。