星空図書館、最後の夜 [PostPet]
長らくの図書館本館の修繕も終わり、図書館庭での、星空図書館最後の夜。
勉強会&クリスマスパーティーも今日が最後。
今回の出席者は
のーさん家のシャオディエちゃん
ちゃこままさん家のももちゃん
キャベツ太郎さん家のまわったりちゃん
runaさん家のコモモちゃん
はなたんさん家のちょこんちゃん
Tちゃん家のルナちゃん・アルテミスちゃん姉妹
「あれ?ヤスは来ないの?」
お客様がいらしてるんですって。間に合うようなら遅刻してくるって。
「…ふ~ん。」
同じ場所にいても互いに一緒に遊ぶというよりは、個々に好きな本を読んでる兄弟でも、いないと寂しいのね(笑)。
さて、その頃の当のヤス邸ではゴンザレス・アヤ様さん家の新人、高山サンちゃんがご来訪。
アヤ様さんへのお祝いにヤスを御堂サンちゃん邸に送った所、新人紹介としておみえになりました。
↓因みに御堂サンちゃんを隠し撮りした写真。解り辛い…!(写るんですモドキ)
高山サンちゃんも小笠原の海底を汽車ぽっぽで一周してご満悦。
さて、舞台を星空図書館に戻しましょう。
「ふー、間に合ったね!クリスマスカラーで決めてきたよ!」
時期を先取りしたまわったりちゃんに、思わずズッコケる、やんぐ。
「た、確かにクリスマスカラーだけど…。」
さて、皆さん、昨日はサンタさん来たかなぁ?
「「「「「「「「来たけど会えなかったぁ」」」」」」」」
サンタさんは寝たの待ってから来るからね。
「でも、今日はシャオディエがサンタなの!」
「ううん!ちょこんがサンタだよ!」
あら、サンタさんがいっぱい!楽しいクリスマスになりそうです。
「でも、寒いから先にコタツに入らせてね。」
どうぞどうぞ、風邪ひいちゃいけないもの。
あらコモモちゃん、この前と同じ場所。
「うん!指定席。コタツで温まった布団が気持ち良いの。」
…中の方が暖かくない?
「ううん。中は暑いもん。」
「ねぇ、オリオンの右上に明るい星が有って、周りの星とVの字を作ってるよ。」
ももちゃん、あれはおうし座のアルデバランよ。Vの字は牛のお顔。
「オリオンと戦っているように見えるね。」
そうね。オリオンは狩人だから。
あの牛は大神ゼウスの変身した姿。王女エウロペに恋をしたゼウスが、彼女に怪しまれないように真っ白な美しい牡牛の姿で近づいたの。人懐っこい牛に気を許したエウロペが、その背に乗ると牛が急に走り出してね。
「エウロペ大丈夫!?急に走り出したら落ちちゃうよ!」
アルテミスちゃん大丈夫よ。
エウロペは落ちないように必死で牛の角につかまってたの。そうしたら牛はそのまま海に飛び込んで、遠くのクレタ島まで行ってしまったの。そこで牛から元の姿に戻ったゼウスはエウロペにプロポーズして、二人は結婚したのよ。
「そんなの人さらいよ!ひどいじゃない!!」
「物語にそんなに向きにならなくても…。」
「子供の癖に、口答えしないの!」
ルナお姉さまに口答えをしたせいで、やんぐはお風呂に落とされてしまいました。
年上は敬おうね、やんぐ。ルナちゃんはもうかれこれ6年以上…君の先々大より年上なんだから。「ルナおねえちゃんったら…。」
妹のアルテミスちゃん困ってます。
さて皆さん、クリスマスツリーはもみの木の緑に赤い飾りが良く使われるか知ってる?
「「「「「「「「知らな~い。」」」」」」」」
聖書によると神様は最初に生き物を作った時、最後に人間のアダムとイヴを作ったの。
アダムとイヴは一つだけ神様と約束したのよ。
あそこに映えている「禁断の果実」だけは食べちゃいけないって。
それは赤くて美味しそうな果実だったそうよ。
二人はそれを蛇に誘惑されてそれを食べてしまったの。それで神様に罰を受けたのよ。
ツリーのもみの木の緑と赤色の飾りはその象徴だと言われているの。
「じゃあ、ツリーはいけないものなの?」
ううん。ちょこんちゃん違うわよ。
ツリーに人型のクッキーを飾ってるのを見たことがあるでしょ。
あれはイエス・キリストを表しているの。
罪の象徴である禁断の果実のついた木に神の子を一緒に飾る事で、一年の終わりに今年の罪を許してくださいっていう、祈りがこもっているの。
「でも罪を犯していない人はいっぱいいるでしょ。」
あら、ヤス来てたのね。
ここで言う罪は、嘘をついたとか、物を壊したとか、悪口を言ったとか、人を叩いちゃったとか、そういう小さな事も含まれてるの。
それなら、皆心当たりあるんじゃない?
「「「「「「「「「……うん。」」」」」」」」」
あらしんみりしちゃったわね。さぁお話はもうお終い。
最後のクリスマスパーティー、賑やかにしましょう!
「わーい!ケーキ!!」
今切るから待っててね、ももちゃん。
「わーい!パーディー!!」
シャオディエちゃんも、とっても嬉しそう。
「タネも仕掛けもございません。キラキラ~♪」
余興にまわったりちゃんがマジックを見せてくれました。
楽しいパーティーももう終わり。皆お家に帰ります。
「星のご本が読みたいの。『冬の星座の物語』貸して下さい。」
ちょこんちゃんは、さっそく興味を持ったようです。
「絵本で『聖書物語』貸して下さい。」
まわったりちゃんも貸し出し希望ね。
そちらに興味を持ちましたか。
いいわよ。どんどん読んでね。
さぁ、皆を送っていきましょう。
今日はヤスも図書館にお泊りだから、二人でお留守番できるわね。
「「はーい!」」
それでは皆さん、良い夢を…。おやすみなさい。
星空図書館
とっても素敵ですね。
by runa (2007-12-26 07:30)
ツリーにそういう意味があったなんて、知りませんでした><
リアルにワタシもためになる本をお借りしたいです。
2夜にわたる楽しいパーティーとお勉強会、ご苦労様でした!!また次回も是非誘ってくださいね(*´Θ`)ノ
by (2007-12-26 12:15)
>runaさん
2日間に渡りご参加ありがとうゴザイマス。
喜んでいただいて嬉しいです。
>キャベツ太郎さん
また機会が有ったら、やりたいですね、星空図書館。
ツリーはもともと教会でクリスマスにやっていたアダムとイヴの劇が17世紀になってツリーと言う形に変わったようです。その頃はクッキーではなくパンだったとか。パンはキリストの身体の象徴ですからね。
参考文献はネットと、「クリスマスの起源」という教文館と言う出版社から出ている本です。宗教色の強い出版社なので、大きな図書館じゃないと、無いかも知れないです。
またの機会には是非お誘いしますのでおいでくださいね!
by ミカリン (2007-12-26 17:20)
新着リストで、星空図書館のはずなのに
何故高山?と思いながら来たらV3ネタが
トップバッターだったのですね^^;
ヤスちゃんが高山だと思って撮っていったのは
ハニワ馬の力です><ごめんなさい!!
本人は左横におりました。
by ゴンザレス・アヤ様 (2007-12-26 19:20)
ツリーにはそんな意味があったんですねー
お勉強になったわー♪
by はなたん (2007-12-26 21:20)
シャオディエもお勉強になったかな?(^m^*)
とってもためになるお話、ありがとうございました^^
by のー (2007-12-26 23:18)
>ゴンザレス・アヤ様さん
最初ヤス邸から始まったのは、ヤスをパーティーに出席させる為でした。
あら間違えちゃいましたか!ネズミ帽をかぶっているご当人かと…。失礼しました。
>はなたんさん
いろんな物の由来は調べていくと、とても興味深い物が出てきます。サンタクロースも元はゲルマン神話や北欧神話の冬至にプレゼントを配る神が、聖ニコラウスとごっちゃになってクリスマスの行事になったと言いますし、そう思うと知識欲がうずきますね。
>のーさん
シャオディエちゃん、大人しく聞いてましたよ。
こちらこそいらしていただいてありがとうゴザイマス。
by ミカリン (2007-12-26 23:47)
日本でクリスマスというと、
プレゼントがどうだとか、イルミネーションがキレイだとか、そういう部分ばかりクローズアップされがちですが、
深い意味合いがあるんだなーと、改めて思いました。
ぜひまた勉強会、やってくださいね^^
by (2007-12-27 10:56)
>うにトロさん
日本のクリスマスのあり方について悪いとは思いませんが、やっぱり風習と言うのは、深い意味があって始まっているものが多いと思います。日本古来の風習もしかりですが…。
勉強会、好評だったようでありがたく思っています。
また何か「これは!」と思うような事がある時期にやりたいと思っています。
by ミカリン (2007-12-27 15:53)