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世界の中心で、愛をさけぶ [映画・TV・ドラマ]

BSでやってたので、今更ながら見てしまいました。
もちろん、初めてでは有りません。
映画館にも行きました。



ストーリーに関しては、それこそ今更なので割愛しますが、何度見ても涙もろい私は泣いてしまいます。

そして…人が死ぬと言うことはなんと重いことかと…。

ヒロインは主人公に綺麗な思い出を残して死んでいく。高校生の初々しい恋。
おまけに時代を考えると、今の高校生からはもどかしいほどかもしれません。

大人になった彼が引きずって、忘れられないでいるのも無理はないほどの純愛。
最後に、事情が有ってお預けになっていた後始末をした彼は、やっと重荷を下ろしたように微笑みます。
彼女との最後の約束、「今の貴方を生きて」を果たすために。

「ずっと、俺、亜紀の死から逃げて来たんだよ。どうすればいいか分からないんだ。」
と言っていた彼は、やっとラストに彼女の死に向き合う。その後の彼自身の人生を生きるために。

彼女は幸せだと思います。
若くして死んでしまったのは可哀想ではあるけれど、死して尚、これだけ想っていてくれる人がいたのですから…。

最後の彼女からのテープは彼への感謝で綴られています。
「私は貴方に会えて、幸せだった。貴方との日々が宝物です。」
彼が生きて彼女を覚えている限り、彼女はある意味生きているのだと思います。

最後、主題歌「瞳をとじて」が、流れる中、二人の思い出の日々が走馬灯のように流れていきました。

やっぱりこの映画、好きです。
涙が止まらなくなるほど悲しいけれど。
観て良かったと思えるから…。


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