「影武者徳川家康」 [読書]
なぜか昔から、この手の歴史小説が好きです。
割と何回も読んでしまう中の一つです。
内容は、実は徳川家康は関ヶ原の戦いで暗殺されてしまい、徳川家は苦肉の策として瓜二つの影武者を、家康本人として表舞台に立たせる。そのことが後に裏で血なまぐさい策略が暗躍する原因になってしまい、この影武者が生き残るための活躍を描くものです。
かつて漫画にも、ドラマにもなったのでご存知の方もいるかと思います。
実際はドラマや漫画は短期間のものだったので、この長編を全て描ききるのはとても無理でした。
実際は家康よりも1歳下なだけの主人公二郎三郎は家康と瓜二つのため、長年影武者を務めてきました。
それが、本物が暗殺されてしまったため、彼の人生は大きく変わっていきます。
外からも内からも生命を狙われ、表向きは徳川家の総大将を演じなければならない彼の、激動の人生。
豊臣家が滅びれば秀忠に命を奪われることが必定の状態で、策略を巡らし彼らの手を逃れんとする二郎三郎と、彼に人として惚れ込み、手助けしようとする人たちの生き生きとした活躍は、読んでいて爽快になってきます。
この話、実は同じ作家の別のお話とリンクしている部分があります。
それを探してみるのも面白いかもしれません。
>noricさん&xml_xslさん
nice!ありがとうございました。
by ミカリン (2008-05-25 03:02)