旅立つ日 [音楽(ゴス・藤澤以外)]
♪ある朝 目覚めたら
神が 待ってた
命に 終わりが来ると
そっと 知らされた
最近TVにも取り上げられたので、ご存知の方もいらっしゃると思います。
映画「象の背中」と対になって作られた、象の家族のアニメーションの主題歌。
(完全版より若干、歌が短くなっています。)
ケミストリーの「最期の川」と共通する言葉が、所々にみられるのは、同じコンセプトで作られた、対の曲だからでしょう。
命の終わりを悟った者が、身近な「大切な人」に贈る精一杯の思いやり。
♪一番近くの
大事な人よ
しあわせだったか?
それが気がかり
残して逝ってしまうことの侘びと、この先の相手の幸せを願う…。
「象の背中」といい、「P.S.アイラブユー」といい、国は違えど、最近、こういうテーマの作品に目が行きます。
現実の人間は、もっと利己主義だから…、命の終わりを宣告されたら、もっと取り乱すから…、こう有りたいという理想の姿が、描かれることが多いのかもしれません。
そして、現代は、人に対する責任と思いやりが忘れられがちだから…。
♪君と会えて しあわせだった
朝の空見上げ 微笑んで
僕はきっと 日差しになって
見守っているよ
君のこと
実際、私自身は弱い人間です。
死を前にして、人生に満足することも、何かに感謝することも難しいでしょう。
でも、それだからこそ、こういう歌に惹かれるのでしょう。
こうありたいとの願いを込めて。
…初めて聴いた時は、涙が出てきました。
是非、機会が有れば、「完全版」もご一聴下さい。
お勧めです。
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