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「ワルキューレ」 [映画・TV・ドラマ]

ワルキューレ ヒトラー暗殺の二日間

ワルキューレ ヒトラー暗殺の二日間

  • 作者: スティ・ダレヤー
  • 出版社/メーカー: 原書房
  • 発売日: 2009/03/17
  • メディア: 単行本
オリジナル・サウンドトラック「ワルキューレ」

オリジナル・サウンドトラック「ワルキューレ」

  • アーティスト: サントラ
  • 出版社/メーカー: ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント
  • 発売日: 2009/03/04
  • メディア: CD
歴史に「もし」はない…とはよく言いますが、それでも問いかけたくなります。
「もし」この計画が違う結果に終わっていたら、その時の歴史はどう動いていたのでしょう?


あらすじ等から、十分重い内容だとは分かっていて観に行きましたが、それでもズシリと心に響く映画でした。

戦争とは何か…?
独裁者とはいえ暗殺という方法がとられることの是非は…?
独裁者が死んだら、どれくらいの人が助かるのか…?
彼らには他に、とる方法がなかったのか…?

沢山の問題を抱えながら、この話は進んでいきます。
実際あの場にいたら、彼らのような立場に立つ人間のとる方法は、それに限られてくるのかもしれません。
戦争と言う非日常の中、当然平和な時代より選択肢は狭まるはず…。


史実と言うことから、結末は分かってはいるのですが、それでもドキドキしてしまう。
もし、ここで歴史が変わっていたら…戦争はもっと違う形で終わったことは間違いが無く。

例え反逆者となっても…。
失敗したら死が待っている。それでも国を救うためなら…。
ふと、彼らの姿に幕末の志士達の姿が重なる。
「あの時、幕府軍が勝っていたら、日本はどのような国になっていたのか…?」

歴史には大小含めて分岐点がいくつもあり、そのどちらかを選んだ瞬間、もう片方の可能性は消滅する。
例え間違った道を選んだとしても、やりなおしがきかない。
だから歴史に「もし」は無い。
しかし「もし」を考えることで、後に残った人間たちが先人たちの姿から学習し、正しい道を選ぶ材料とすることには意味があると思う。

分かっていても、問いかけずにはいられない。
「もし、この映画の結末が違うものだったら?」

いや、そもそも「ヒトラーが存在しなかったら?」

「戦争その物がなかったら?」


最後に彼が叫んだ言葉は、史実の彼が実際言った言葉だとか…。
彼の見開いた眼には、何が写っていたのでしょうか…。

スクリーンの中でトム・クルーズは今までに見たことないほど、クール。
もっと戦いのシーンとかがあるのかと思いきや、意外と静かな重さを持って進んで行くストーリー。
トム、格好いいです。
興味のある人は大スクリーンで是非。


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コメント 2

ミカリン

>はだけた大将さん
nice!ありがとうございます。

>MIYABIさん
nice!ありがとうございます。
by ミカリン (2009-04-20 22:14) 

ミカリン

>vivianさん
nice!ありがとうございます。
by ミカリン (2009-04-22 21:15) 

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