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ジーザス「オンステージツアー 過越祭によせて」 [劇団四季]



昨日の記事にも書きましたように、本日は終演後にイベントがありました。

 


まず「劇」「団」「四」「季」の4つの組に分かれ、それからまたいくつかのグループに分かれて行動。

本日のイベントは「オンステージツアー」「過越祭によせて」の2部構成。
前半後半に分かれて、私は「季」組だったので「過越祭によせて」の方が最初に行われました。

内容としてはロビー6か所に分かれて、舞台を観ているだけでは分からない部分についての説明をしてもらえるというもの。

まずマリアがジーザスにかける香油について…。
香油をかける宗教上の理由と共に、実際使われたとされる「甘松(かんしょう)油」をかがせてもらいました。
現在、アロマテラピー等で使われてる甘い香りのするお香と違って、本当に香木と言った感じの渋い香でした。

次に白子と花魁(別の表現をされてました。忘れてしまってすみません)の説明。
黒子と白子の一番の違い、男の人が演じる花魁の苦労話や工夫など、とても聞いていて興味深く面白かったです。

次はユダがジーザスを裏切る時に受け取る銀貨の説明。
ここで、説明の俳優さんが、ユダが受け取った銀貨がデナリ銀貨なのかシェケル銀貨なのか分からない…とおっしゃってましたが、キリスト教関係の書籍をあさったところシェケル銀貨のようです…。
その時に言えなくてごめんなさい。

そしてジーザスが、むち打ち&引きづりの刑を受ける時、縛り付けている竹の棒。
エルサレム版では鉄だそうですが、ジャポネスク版は竹。それも人一人を支えなくてはならない為、大変太く丈夫に出来ているそうです。
引きずる刑の執行人役の役者さん達は、やってる最中は役が乗り移って、残忍な気分になって笑いながらジーザスを引きずりまわしていることが有るとか(笑)。

お次は群衆がジーザスの十字架刑を眺める時に、竹の柵にしがみついて見ている時の、竹の棒。
あれ、本物を使っているので、真っすくな物がなかなか無くて、組み合わせるのに大変だとか…。
刑を見つめている時の異様な表情は、長崎のキリスト教殉教者の刑の見物人たちを描いた絵画を元に表現しているそうです。
実際ジャポネスク版は様式美。絵画などを元にした、静止画を意識して表現されているようです。

最後は「過越祭」について…。話し出すと長いので、詳しくは↓をごらんください。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%81%8E%E8%B6%8A


さて、いよいよ「オンステージツアー」

実際に舞台に上って、色々と俳優の目線に立つという体験をさせてもらいました。
大八車がオープニングのシーンで一番傾斜をつけて立っている時が30度。
実際、後から白子さんが支えている大八車に途中まで登ってみましたが、怖いこと怖いこと!
梯子から、手が離せませんでしたもの!
これを駆け上って、舞台上に駆け下りていく俳優さんたちって凄い!

大八車をたたんで平らにする様子も見せてもらいました。その大八車には乗せてもらいましたよ[るんるん]
うーん。舞台セットに上るのは、CATSのタイヤの上以来(笑)。大八車に俳優さん以外が乗るのが、今回初めてと言うことで、すごくドキドキしました!

肝心の舞台ですが、この舞台も7度の傾斜が付いています。
おまけにつるつる!気持ちを入れてないと、間違いなく滑ります!!
これを、あんな激しいダンスをして歌を歌ってるんだから…やっぱり凄い人たちです。

最後に質問コーナー。
「傾斜でコケないのか?」
との質問に、
「根性とプライドをかけて踏ん張ってます。コケたら何言われるか分からないもん!」
との答え。大爆笑でした。
「傾斜はこの舞台が一番すごいのか?」
と聞かれ、
「エルサレム版は40度です。」
え!?これより凄いの!!??
因みに長島スパーランドにあるホワイトサイクロンと言うジェットコースターの、一番すごい傾斜が40度だそうで…。
ほとんど直角じゃん、あれ!!
…ちなみに木製コースターなので、独特な揺れが有り、スリリングです。
他にも質問は有りましたが、この二つが一番衝撃的でした。

やはり実際に演目が行われている舞台に上れるというのは、大変貴重な体験で、とても有意義な時間です。
想像以上に面白く楽しいイベントでした。

今度もこんなイベント、やってほしいです。
またイベントが有る日に行ってみたいなぁ[るんるん]

<本日のキャスト>
ジーザス・クライスト  金田 俊秀
イスカリオテのユダ  金森 勝
マグダラのマリア    高木 美香
カヤパ          金本 和起
アンナス        古賀陶馬ワイス
司祭           阿川 建一郎
              伊藤 潤一郎
              佐藤 圭一
シモン          本城 裕二
ペテロ          飯田 達郎
ピラト          青井 緑平
ヘロデ王        星野 光一
男性アンサンブル
             赤瀬 賢二  上出 匡  染谷 裕
             武智 正光  中村 伝  藤山 大祐
             川畑 亮  嶋野 達也  小野 功司
             ソ ジョンス  神山 隼  山本 伸夫
             松田 逸平  玉真 義雄
女性アンサンブル
             石倉 康子  ソン インミ  光川 愛
             伊藤 志保  稲垣 麻衣子  小島 由夏
             上條 奈々  濱村 圭子  宝生 慧
             キム ミンヨン  ジョン ジヨン  松尾 千歳


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ミカリン

>MIYABIさん
nice!ありがとうございます。

>cheeさん
nice!ありがとうございます。
by ミカリン (2009-05-04 00:49) 

ポスペSNSのりゅうじ☆です。

劇団四季のイベントは本当に
貴重な体験ができるものばかりですね。

四季のHPで動画がUPされていましたが、
ジーザスの中の『ホサナ』を一緒に歌うという
あのイベントは正直行きたかったです。
京都・舞鶴で『ユタの・・・』を見たときに
最後、一緒に歌ったんですが、その時の
感動が今でも忘れられません。

大阪の『オペラ座の・・・』で2度ほど
イベントに参加できました。
2度目でもらえた、サイン入りポストカードは
今や家宝同然です。
ぼくのは、ピアンジ役、半場俊一郎さんのです。
怪人役、高井治さんのはオークションで
とんでもない値段が付いていました。

ぼくも今後、ポスペのSNSで四季の
イベントの感想等も書いていこうと思ってます。
見に来てくださいね。
by ポスペSNSのりゅうじ☆です。 (2009-05-04 12:03) 

ミカリン

>ポスペSNSのりゅうじ☆です。
コメントありがとうございます。
本当に四季のイベントは楽しいものばかりで、ファンには嬉しいですね。
サイン入りポストカード羨ましいです!!

SNS拝見させていただきますね。
コチラにも、また御出でください。
by ミカリン (2009-05-04 23:46) 

ミカリン

>nanoさん
nice!ありがとうございます。
by ミカリン (2009-05-16 02:35) 

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