「博士の愛した数式」 [映画・TV・ドラマ]
放映時、映画館で見ております。小説も大分前に読んでました。私自身は映画派です。吉岡秀隆さんが結構好きなのも原因の一つなのかも知れませんが。
小説を読んだのが大分前なので、記憶違いもあるかもしれませんが、確か小説では家政婦の語りと言う形で進められていました。確か家政婦自身「私生児」か何かで、そんな中での自分の母親との間に自分も「私生児」産むということに対しての確執等も描かれていたような気がします。
映画はその家政婦の当時10~11才の一人息子(通称「√」(ルート))が大人になって数学教師になり、4月の始めの授業で(新任教師ではない)自己紹介も兼ねて、何故自分が「数学が好きになったか」「数学の教師を目指したか」を博士の話を絡めて話していくという形で進められています。
小説時代、ほのぼのとした形で進められていましたが、映画では子供の目を借りることもあり、余計ほのぼのしている気がします。題材だけ観れば凄いんですよ。「交通事故で頭を打った為、記憶が80分しか持たない」、「義姉との不倫(兄が存命中からだったかどうかは話からは読み取れない)」、「主人公が私生児」とドロドロの昼ドラ要素、てんこ盛りって感じなのですが。
でも映画の世界はとても暖かくて優しいそんな雰囲気(1シーンのみ義姉との確執シーンがありますが)。「生きていくってそんなに厳しいことばかりじゃないんだね」ということを教えてくれるような気がする、そんな癒しの時間をくれた映画でした。
最後に一つ。博士や「√」先生のような数学の先生に教わっていたら、数学嫌いにならなかったかもしれないなぁ…(ため息)。結果論ですが
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