「地球へ…」第11話 [「地球へ…」]
「『ソルジャー(導く者)だから。』
これからどれほど、この言葉がこの小さな肩に圧し掛かるのだろう。」
今日の一番お気に入りの台詞です。
長老達は三百歳以上、対するジョミーは20代半ば。
力が強力だというだけで、体が健康だというだけで、ミュウ達の運命全てを若い肩に背負わせてしまったという、ハーレイの良心の呵責や気遣い、不器用な優しさを感じました。
原作では若者と長老の仲介はジョミーがやってる感じで、長老達の怒りもジョミーが買ってしまう展開がありますが、アニメでは直接対決です。主にハロルドvsゼル。
ハロルドの
「地球に行くことがそんなに大事なんですか?僕達は、このナスカに自分達の手で新しい歴史を作り出したいんです。」
という言葉は、前回の記事にも触れましたが決して間違っているとは思いません。
ただゼルの言う通り
「この宇宙の至る所で多くのミュウが殺されておる。」
人類がミュウの存在を否定する限り、戦いは続いていく。
ジョミー自身は『アルタミラの大虐殺』を知らないものの、ブルーの記憶で見せられてるため、長老達の心情を思いやり、
「君達や僕には歴史の1ページに過ぎないが、老師たち上の世代にとっては、ついこの間の現実なんだ」
とハロルドを止めます。大人になったなぁ、ジョミー。
昔はあんなやんちゃ坊主だったのに。
あの時船から落ちていったハンスはゼルの弟だったんですね。
あの兄がゼルだったとは初めて知りました。
トォニィがとうとう産まれましたね。
シールド壊れて、途中でみんなが出産の痛みを共有しちゃいましたが、特に男性陣が大丈夫なの?
男性の体は出産の痛みに耐えられるようにできていないと聞いたことがあります。
ミュウは虚弱だし。大丈夫でしょうか。
感動的なシーンですが、そこがちょっと気になったりして…
なきネズミに名前がつきましたね。恵みの雨の『レイン』。
そういえば原作は名無しのままでした。しゃべってるの可愛かったです。
「『おまえ』から赤ちゃんトォニィにおめでとう言う」
「これ『トォニィ』、ボク『レイン』。
何年も一緒にいるのに名前をつけてないのを他の人たちに呆れられて、あわててるジョミーも可愛い。
こっそりトォニィ誕生の祝いを作っていたのをブラウに見つかってあわてるハーレイも可愛い。
今日は可愛いシーンもいっぱいでした。
でも長老達の思いを知るジョミーの悩みは相変わらず深い。
かつて植民地化されようとした時の名残のなかに白い墓標を見つけるジョミー。
墓標に刻まれた消えかけた言葉。
『誰が私に言えるだろう。私の命がどこまで届くかを』
「それはまるでブルーの想いのように」
そしてつらい運命が動き出します。かつての親友サムと再会するジョミー。
しかしサムはマザーから思念プログラムで『アタラクシア』『ジョミー・マーキスー・シン』という言葉を鍵としてジョミーを殺すようにプログラムを施されていました。
「本当にジョミーなんだな!?」
と笑顔で抱きついたときのサムの気持ちは本当だったと信じたい。
でも結局彼の思念プログラムは発動し、ジョミーを刺してしまう。
原作ではミュウとの接触が精神が壊れる原因でしたが、アニメはマザーコンピュータの思念プログラムのせいですね。
「サム、僕と友達だったばかりに、あんな…、あんな…!!ごめん…!!」
この傷はジョミーの心に残ってしまうのでしょう。
原作のようには振り切れないと思います。
キース再登場。
いよいよミュウサイドと人類サイドの話が交わります。
マツカも登場です。アニメで彼がどう描かれるかが楽しみです。
こんにちわ^^出産の痛みを皆で分かち合うって、
とってもいかした設定だと思いました^^
やっぱり年数経つと、もっといい展開とか伏線とか
出来るし思いついてしまうんですネ。
私は幸い、それに対して拒否反応はありませんので、
素直に喜んで観ております^^;
来週からの、マッカ君!私も楽しみデスv
by 冬萌まる▼・ェ・▼ (2007-06-17 18:45)
ふゆもえさん、こんにちは!
私も今回のアニメ化には抵抗無く見れて、とても楽しいです。
そういえばこの前カラオケで昔の映画の主題歌&エンディング歌ってみたんですよ。淀みなく歌える自分にかなり吃驚。子供の頃覚えた曲って忘れないんですよね。…旧作のDVDを買うかどうかで今、思案中です。
by ミカリン (2007-06-17 22:37)