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「地球へ…」第14話 [「地球へ…」]

「この銀河系の何処に地球は有る?
君達はこの星に僕たちがいると知って来たのか?」

2クール目に突入してOP&ED曲変更です。
OP画面ぼかし入ってEDぽいですね。もうちょっと始まりは勢いが欲しいと思いました。
曲自体は、前の曲よりカラオケで歌い易そうです(笑)。
でもジョミーとキースが握手をしようとして手がすれ違うところは、これからの二人の関係を暗示していて、なかなか気に入りました。
個人としてはお互いを認めるようになりながら、立場的に対立を続ける…。
まだ今話の二人は感情的にも対立していますが、特に最終回近くの二人の内面を感じさせていいな、と思いました。
キースに縋るフィシスが母親的というより恋人的に見えてしまったのは私だけ(苦笑)?
(翌日追記:見慣れてきて、OPの絵もよいかなぁって感じになってきました。
最後ブルーの補聴器付けて地球を見るジョミーの表情が憧憬を宿して、切なくてブルーのキャラが被るような…)

EDはもうちょっと曲に壮大さが有ると良いんですが。
前の曲と比べてしまうからかもしれませんが。ケミストリーファンの方ごめんなさい。
画面はレイン大活躍ですが、ラストのジョミーの笑顔が話が始まった頃の彼を思い出させてホロリとしてしまったりして…。

さて、いい加減本筋に…。

フィシスを一瞬マザーイライザに見間違えるキース。…原作でも思ったけど似てるかなぁ??髪の色も違うし…。映画版みたいに黒に近い緑の髪のフィシスならともかく。手を触れ合っただけで脱出方法をキースに知られてしまうフィシス。原作では二人に共通するのは地球を含む映像だけでしたが、アニメ版では歌も入っています。
「あの人に意識が流れて行くのをを止められなかった。何故なの…?どうしてあの歌を…?」
「いつか聞いた知らない歌。いつからか私の心に有った歌。私と同じ記憶。あの人…誰なの?」

原作にはない、ジョミーとナスカの子達のふれあいが描かれていて嬉しかったです。
原作ではトォニィ以外との会話があまりないので、本当にこの子達はフィシスの言うようにジョミーを親よりも慕っているのか、証明するシーンがなかったんですよね。
でもアニメではトォニィが「僕のグランパなのに!」って焼きもちを焼くほど、皆で取りあっこ。
心が和むシーンは今後少なくなりそうなので、なんかほっとします。
でも原作では結婚や出産を提案したのがジョミーだから、「両親の結婚のきっかけを作った人=グランパ」という方程式がトォニィの中で成り立っていましたが、アニメではそうでは有りませんよね。
それなのにグランパって何で呼ぶのかな。その辺の説明なかったし。
まぁ「お母さんになりたい」という憧れをカリナが持ったのはジョミーの影響だからその意味では「グランパ」なのかなぁ…。
ジョミーもあっさり受け入れてますね(まだ若いのに…)。

シャングリアに戻ることを渋るカリナに
「これから歩む道のりを知るために、今は協力してくれないか」
と説得して、リオとカリナ親子を伴ってキースの捉えられている部屋に入っていくジョミー。
「僕たちに話し合う余地はないのか?ミュウは戦う意思は無い。生きること、生存権を認めて欲しい。」
というジョミーの意見を突っ撥ねるキース。
ジョミーはキースの心の隙間に飛び込むため、トォニィを使います。
母親の胎内で育ち、自然出産で生まれた子というショックを受けるキース。
それでも生存権を認めてくれたら、過去のことは忘れて、この星から一歩も出なくてもかまわないとまで譲歩するジョミー拒絶するキース。
並大抵の冷静さじゃ無理ですね。ほだされますもん、普通の人間じゃ。
ここで、原作ではもう少し地球のことが分かるのですが、今回は無し。
次回予告を見る限りブルーの役目かも。

話し合いが決裂したことで、またゼルを初めとする長老達が怒り出します。

とリオが結構キツイ言い方をします。珍しいなぁ。ジョミー以外のことで怒るなんて。
「それでは…それでは僕たちも人間と同じになってしまう!強さは力だけじゃない!」

長老達と別れた後、リオにジョミーは語ります。
「僕は初めてこの船に来た時、怖かったよ。何でも心を読まれてしまって。」
「異質な者同士理解しあうのは難しい。でも諦めたくない。」

そういえばキムとけんかしたり、青の部屋に駆け込んで行ったりしていたと思い出して微笑むリオに
「必死だったからね。そこから全てが始まったんだ。」
ミュウとして目覚める前に感じた『異質な者・ミュウ』に対する恐怖、14歳まですごした人類としての日々それがジョミーを平和な方法はないかと模索させることに繋がっているのだと思います。
今、人の繋がりが叫ばれている現代だからこその表現かも知れませんが。

船の中に帰ったと思っていたカリナ親子が残っていました。喜んで駆け寄るトォニィ。
怖い目にあわせてごめんと謝りながら、カリナにも詫びるとカリナは微笑んで言います。
「いいえ。皆、ソルジャーの気持ちは分かっていますから。あなたが皆の幸せを考えているって。」
前回、顔を歪めてジョミーから目を逸らしたのは、彼の気持ちが分かっていながら困らせてしまう罪悪感だったようです。
その時ジョミーだけに届く強い思念。
『殺せ。あの男は危険。殺せ。』
誰だか特定出来ないジョミー。当たり前です。
目の前の3歳児がそんなことを言うなんて誰も信じないでしょう。
キースを見た時のあの大泣きはなんだったんでしょうね。

マツカがナスカ上空に到着します。
それを阻止するためにナスカに単独ダイブするジョミー。
カッコいいなぁ、このシーン。

一方、ジョミーがいなくなった船の中で、キースを殺そうとするトォニィ。
必死で追いかけるレイン。
「いっちゃだめ!トォニィ!」
何故、そんなに利口なんだレイン(笑)。
原作ではキュウキュウ鳴いてるだけだったのに。

自分でキースを殺そうとするトォニィですが、いくら超能力が強くても3歳児。
キースに倒されてしまいます(死んではいませんが)。
トォニィの力で滅茶苦茶になった部屋に入り、キースとは違う深い憎悪を感じるフィシス。
…トォニィ、お母さんがちゃんと育ててるのに何でそんな3歳児になったんだ…。

一方トォニィの危機を感じ取り半狂乱になるカリナ。
「そんな…。嫌!トォニィ!トォニィ!トォニィ!!」
母親なら当たり前ですね。ご主人も事故で亡くなり、息子まで生命の危機にさらされる…(子供とはいえ自業自得な部分があるのが何ですが)。
原作版ではトォニィ誕生後に父親の登場シーンが無くて、でも台詞からこの時点では少なくとも健在だということが分かりますし、映画版ではジョミーが父だったので、一番かわいそうなのは、このアニメ版。

そんな混乱の中、やっとあのお方が目を覚まします。
「私を目覚めさせる者。お前は誰だ?」

いやぁ次週が楽しみだなぁ。でも裏番組の問題が…まだ自分の中で未解決…。


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冬萌まる▼・ェ・▼

原作でも、ジョミーにとっては超大変な状況^^;
アニメ版では、ブルーが生きててくれて良かった
かもしれませんネ、ってか、話の展開に深みが
出るかどうか、来週が勝負って感じです。
私は、トォニィのオムツ姿がツボに入ってしまい、
大事なキースとの対峙シーン注視出来ません
でした^^;そのうち、しっかり観直したいと思います。
・・・ってか、あの丸いおしりなんとかして・・・><;
by 冬萌まる▼・ェ・▼ (2007-07-08 22:24) 

ミカリン

私はまだオムツをはいた小さい子が歩いている姿が大好きです。
ストーリー展開的にもうすぐ成長しちゃうのが、ちょっと悲しかったりして…(苦笑)。

ブルーが生きてる分、まだジョミーに救いが有るような気がしますね。攻撃力は強くても、人の思念波に触れるのが得意でないというのが原作のジョミーでしたから。
by ミカリン (2007-07-09 01:09) 

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