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ナガサキ。もう一度訪れたい地に、哀悼を… [真剣に語ってみる]

6日の記事にも書きましたが、我が高校の修学旅行のコースには「長崎」が入っていました。キリスト教系私学の為、生徒達にも原爆について感じて欲しいと言う学校側の思いがあったと思います。

しかし大分以前の高校生とは言え、当時の「今時の高校生」。口に出さなきゃ判らないんですよ、先生方。これも前の記事の繰り返しになりますが、中学の修学旅行の「広島」「原爆資料館」が強制コースだったのと違い、高校生は自主性を重んじてか、「旧グラバー邸」こそ強制コースだったものの、後は自由行動の時間。

歴史好きのグループは「出島」時代の長崎を満喫し、心あるグループは平和公園などを見学した様ですが、私は組んだグループが根本的に自分に有ってなかった…。
「平和公園行こうよ」と言う最初の私の提案は無視され、「ここからオランダ坂が近いよ」等の提案も却下され、行ったのはデパートの本屋と洋服売り場。ワタクシ、やる事無くポツーンとしてました(不貞腐れていたとも言う)。

「長崎…行ってないなぁ」というのが実感。で、もう一度ちゃんと行ってみたいんですが、旅行が決まりそうになると、予定が狂ったりで…まだ行けていません。

ヒロシマの記事に比べて軽いタッチになってしまったのは申し訳ありません。でも私なりに追悼の意を込めて黙祷させてもらいました。

どうしてもヒロシマの方が初めてという事と、被害規模が多かった事で注目されてしまうのですが、落とされた原子爆弾はヒロシマの1.5倍の威力。山に囲まれた地形の為、被害が弱められたと聞いています。もし現代の東京に落とした場合は山手線を全部破壊するほどの広範囲が全滅するという説もあります。

前長崎市長の狙撃事件、久間議員の発言など、色々と長崎の人々、被爆者の方々や、ご遺族には心穏やかな年ではなかったと思います。

繰り返しになりますが、二度と核が使われる事の無いよう、亡くなった方々のご冥福、今尚後遺症で苦しんでる方々の心の平穏が訪れる事を願います。拙い祈りでは有りますが…、これが全ての人々の想いになる日を信じて…。


 長崎で62回目の原爆忌、市長が被爆国の自覚訴え
長崎は9日、被爆から62回目の原爆忌を迎えた。
 爆心地に近い長崎市松山町の平和公園では、市主催の「長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典」が開かれ、被爆者や遺族ら約5700人が参列した。田上富久市長は、久間章生前防衛相の原爆投下を巡る発言や閣僚らによる核保有論議の容認発言などを踏まえ、「平和宣言」で「被爆国のわが国においてさえも、原爆投下への誤った認識や核兵器保有の可能性が語られる」と憂慮を表明。日本政府に対して、被爆国であることを自覚し、国際社会で核兵器廃絶に向けた強いリーダーシップを発揮するよう求めた。
 式典は高校生が打ち鳴らす「長崎の鐘」を合図に午前10時40分から始まった。この1年間に亡くなったり、新たに死亡が確認されたりした3069人の「原爆死没者名簿」3冊が平和祈念像前の奉安箱に納められた。名簿の累計は14万3124人となった。
- 読売新聞 [08/09(木) 12:03]


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美優

先日は(&以前は)nice!とコメントありがとうございました。

私も高校の修学旅行で長崎に行きました。
平和公園と資料館(改装中でしたが…)などは
コースに含まれていました。
その後解散、自由行動でしたね。

成人してから、広島に行きました。<凱旋門@広島
時間の都合で原爆ドームと公園だけ。

好きなミュージシャンが長崎出身というのもあるのか、
長崎は町並み、歴史を含めてもっと知りたいです。
改めて行きたいと思いつつ私もまだ行けていません。
いつか改めて、広島と長崎を訪れたいです。

中学の修学旅行で行った京都で
大人になってから行くと視点が違うように
長崎と広島で感じることがあると思うのです。

長文になってしまい、失礼しました。
by 美優 (2007-08-11 01:47) 

ミカリン

美優さん、いらっしゃいませ。

確かに本でも大分経ってから読み直すと違った感想を持つ事があります。

土地でも同じなのでしょうね。きっとたとえば同じ原爆ドームを眺めても想いは、少しずつ違ってくると、思います。
教科書でしか知らなかった事…、今では少しずつだけれど知識は増えています。きっと、あの時に感じられなかった事が有る筈。

目を背けたくなるものでも、それは62年前の事実。繰り返さないために、少しでも自分のできうる事を探しに…、いつか、私も「広島」「長崎」へ行ってみたいです。
by ミカリン (2007-08-11 03:01) 

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