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「地球へ…」第20話 [「地球へ…」]

地球へ… 3 (Gファンタジーコミックススーパー)

地球へ… 3 (Gファンタジーコミックススーパー)

  • 作者: 竹宮 惠子
  • 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
  • 発売日: 2007/04/06
  • メディア: コミック
今日はミュウサイドはお休みのようで…。
ミュウ贔屓のワタクシのテンションはちょっと下がり気味です(苦笑)。
(何か不穏な思念を感じます。気をつけて。キース!)
キースの前に立ちふさがる暗殺者。
マツカの力で、キースは助かりますが、それにしても誰にも築かれずにこんな事が出来るようになるほど強くなってるんですね、彼。
それとも火事場のくそ力でしょうか。
(よくやった。さずが化け物だ。)
…命助けられてそれですか、キース。らしいけど。
(しょせん、僕は化け物扱いか…。)
現在ノアという惑星が首都星になっているようです。

まだ地球へは住めないみたいなことを元老達は言っていますが、本当の所はどうなのか…。
まだ不明ですね。
さて、そのパルテノンの元老の一部がキースの暗殺計画の首謀だったようで…。
何回も挑戦しているようですが失敗しているようです。マツカの力か、国家騎士団の守備のせいかは判りませんが「不死身のキース」なんて渾名をつけられてる所をみると、マツカによって防がれてる部分が多いのかな?
何故失敗したのか、よくわかってないようなので…。

さて、その首謀者はセルジュたちによって逮捕されます。
なかなか尋問に成功しない元老に、レベル10の心理探査を命じるキース。
第1話でジョミーが、第3話でリオがされていたあの検査ですね。精神崩壊を心配するセルジュに
「グランドマザーの導きに意を唱えるものは、この社会から取り除かなければならない。」
と冷たく言い放つキース。
何となくスウェナの本当の目的はレジスタンスっぽい部分がありそうです。
仲間と思しき人物との密談シーンが有りました。
ミュウの思念波を防御するスーツのようなものを開発中の国家騎士団。
「全軍きってのゴロツキ」とはマツカ、結構キツイ事言います(笑)。
自分の持ってきたコーヒーを飲むキースに
「僕が毒をいれているかもしれませんよ」
とマツカ。結構言う時は言います。
「お前にやる気が有るのなら、私はとっくに死んでいる。」
全く持ってその通りです。
(いつも死に場所を求めているような貴方だから、僕は…。)
マツカは全てで無いにしても、この時点でキースの冷徹な仮面に隠されている「心」に気づいているんでしょう。
だから結局は、最期まで付いていくんだと思うんですが…。
ミュウによって占拠(?)されたアルテメシアから移民をしてくる人類達。
その中にレティシアとその養父母もいます。
ミュウと一緒でも良かったのにと言うレティシアに意を唱える両親。
嘗てジョミーの優しい養父母の彼らにこの台詞は言って欲しくなかった。
「ミュウは知らない間に心を覗き見たり、手も触れずに人を殺したりするのよ!」
「同じ姿をしてても奴らは人間と違うものなんだよ。
彼らと一緒にいると言う事は狼の中に羊を放り込むようなものだ。
私だってSD体制全てが正しいとは思わないが、今回はミュウ殲滅を唱えるキース・アニアンを支持するよ。」
彼らは「政府が教えるミュウ」としての存在しか知らないからしょうがないのですが、悲しくなってしまいます。
原作ではテラズナンバー消滅後、アタラクシアではミュウと人間が上手くやっていけるようになっていたので残念です。
「私達は羊?それとも狼?」
の娘の問いに答えられない両親。
ナスカ残虐を見る限り、狼は人類側かも。
少なくともそれまでは守りの戦いはしても、自分達から攻める事はミュウ達はしていなかったのだから。
病院に入院中のサムの衰弱が著しいようで、「赤いおじちゃん」におもちゃをプレゼントするのを見て「形見!?」と思ってしまったのは私だけじゃないでしょうね。
サムの精神が子供帰りして、わからないので安心しているのか、本心を除かせるキース。
仮面の下の素顔でしょうね。正しくない事でも自分がしなければ行けない立場にいる苦しみ…。
ステーション時代以降初めて見せる内心。
「SD体制に依存した人類は、もうそれなしでは生きられなくなってしまった。
哀れなる末路だ…。それでも私はこの体制を守らなければならない…。
その為に私は生まれたのだから…」
その時3羽の木に止まった小鳥に
「キース、スウェナ、ジョミー」
と呼びかけるサム。
「みんな友達。」
SD体制が無い世界でジョミーとキースが出会えていたら…友達になったのでしょうか。
少なくとも、原作版、劇場版の二人は友達になれたでしょうね。
戦ってる中でお互いの立場を判っていく2人なら。
このアニメ版では、まだその時点に至っていません。今後、この二人がお互いに対してどう思うのか…。
できれば内心では認め合う二人になって欲しいような気もします。
立場的に「友達」には永遠になれない二人ですが…。
パルテノンの元老に加えられたキースは他の元老の反対を押し切り、ノアそのものを対ミュウの防衛線とする提案をします。
「元老達は提案を呑むと思うか」
「呑むしかないでしょう。」
キース側近二人の会話(苦笑)。
マツカをお茶汲みとしか見てず、なぜ側に置いているのか判っていないセルジュと、キースの内面を見ていて人知れず彼を守っているマツカ。
「多分…閣下は貴方が思っているような人じゃないんです。」
セルジュ君のコーヒーは不味かったようですね。
キースはそれを知っててマツカのコーヒー飲んでるんでしょうか?だとしたら笑えます
グランドマザーの言葉でキースの提案が可決されてしまう現実。
これが、体制に依存してしまったものの末路。多数決も何もあったもんじゃないですね。
民主性が成り立つ世界だとは思っていませんが(苦笑)。
ゼウスと名付けられた戦艦に乗り込むキース。
そこに待つのはグレイブの宇宙海軍たち。
さすが軍人、片方が出世して上下関係が逆転すれば、あっさりとそれを受け入れる言葉遣い。見事です。
マツカから見たグレイブは相変わらず「変わらない人ですね」らしいですが…。
付いてきた元老アドスはキースがノアを捨てる決心をしている事を知って、キースを殺そうとしますがセルジュに阻止され死亡。
地球最高府であるはずのパルテノンが切り捨てられ、軍が中心のなってミュウ殲滅へと向かっていきます(なんか戦中の日本みたい…)。
その頃、移民先に着いたレティシアはミュウ因子の陽性反応が出たと隔離されそうになります。
その時ママの頭をよぎる嘗ての養い子ジョミーの思い出。
「やめて!その子を離して!嫌よ!絶対離せないわ!
たとえこの子がミュウだったとしても、それが何だって言うの!」
いいぞ!ママ。貴方のその言葉が聞きたかったんです。
あぁ、ジョミーに聞かせてあげたい。警備隊の前に立ちふさがるパパ。
「この子は私達の娘だ!何処にもやるつもりは無い!」
「大丈夫よ。パパとママが絶対あなたの事守るから。絶対!」
今回感動したシーンはやっぱりここ。でもパパとママの身が心配。
殺されちゃったらジョミーやレティシアが可愛そう。
EDにトォニィとマツカが追加。何となく華やいで見えたのはトォニィの髪のせい(笑)。

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冬萌まる▼・ェ・▼

ミカリンさんと同感デス^^;あっちONLYって、
なんだかつまらなかったデスーー;
マツカとセルジュが何気に仲良く(ポーズだろうけど)
みえたのは、ちょっとホッとしました。
だって、マツカってキース以外誰とも口きいてなさ
そうなんですもの^^;
レティシアのコト心配ですネ、ってか、またしても
続きが気になる構成にしたかー!
相変わらず上手い展開です。
by 冬萌まる▼・ェ・▼ (2007-08-19 21:48) 

ミカリン

ふゆもえさん、こんばんはー。

初期の頃の話が片方に偏るのはしょうがないですけど、佳境に入ってきたので、片方だけだと物足りないですねー。

なにかとセルジュ、マツカのこと気にしてますよね。「自分の方が役に立つのに、なんで!?」みたいな(笑)。でキースに聞けないからマツカに聞いてるのにはぐらかされて(苦笑)。なんとなく子供っぽい反応で微笑ましい部分を感じました。
確かにマツカは原作には出てきた頃のシーンと最期の時に、下兵に指示するシーンぐらいで、他の人と話してるシーン無くて、珍しくて良かったです。

レティシアがつかまったのはスウェナの事が関係しているんでしょうか?とても気になります。
by ミカリン (2007-08-19 22:24) 

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