SSブログ

『クリスマス・カロル』 [読書]

クリスマス・カロル (新潮文庫)

クリスマス・カロル (新潮文庫)

  • 作者: 村岡 花子, ディケンズ
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1952/11
  • メディア: 文庫
クリスマスも近づいて来たので、所謂『クリスマスブック』(クリスマスを題材にした物語)について少々。
まずは、日本では読んだ事の有無はともかく、存在自体は有名なこの作品から…。
え?言われなくても知ってる?
いいえ、有名作品を馬鹿にしてはいけません。たくさんの人に愛され、読み継がれるということは、名作の証なのですから…。
 
ケチで冷酷で人間嫌いのスクルージがこの物語の主人公。
親類付き合いもせず、人に道や時間を教える事すらせず、お金を持っているのにキリスト教徒の国民でありながらクリスマスに小さな寄付すらしない。この世に目出度い事なんて何もないと思っている、そんな頑固老人…。
 
そのスクルージがクリスマス・イヴの夜、7年前に亡くなった商売仲間のマーレイの亡霊に出会う…それが物語の動き出す切っ掛けです。
 
スクルージほどではないにしても、死してなお神の御許に行く事が許されない魂マーレイは、せめてやり直す時間を持っているスクルージの所に現れます。そして明日の午前1時から毎夜一人ずつ、合計3人の幽霊が彼の元に訪れる事を告げます。
 
そして最初の夜、「過去のクリスマスの幽霊」と名乗る幽霊が現れ若き日のスクルージの所へと連れて行き彼の過去の姿を見せ、二夜目は「現在のクリスマスの幽霊」が、彼の知り合いたちの裕福ではないにしてもクリスマス・イヴの幸せな食卓を、そして最後の夜は「未来のクリスマスの幽霊」が彼の死と、その時の身近な者達の反応を…。
 
その全てを見せられたスクルージの心がどうなったのかは、話を知っている人はご存知でしょう。

さぁ、もうすぐクリスマスです。皆さんは、どんなクリスマスをお過ごしになりますか?
恋人と…、家族と…、友人と…、それとも教会で神聖に祈りを捧げながら…。
私はクリスチャンでは有りませんが、どうか、皆様の上に大いなる恵みが有ります様に…。
 

 


nice!(1)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:

nice! 1

コメント 2

冬萌まる▼・ェ・▼

大切に持ってます、この本vもう20年位前に
文庫本で買ったので・・・日焼け甚だしい^^;
しかも、多分ここ数年読んでおりませんでした!
ああ、懐かしい~!久しぶりに読んでみようと
思いますv^^
by 冬萌まる▼・ェ・▼ (2007-12-21 17:35) 

ミカリン

>ふゆもえさん
私の場合、学生時代に買って、一度近所の教会のバザーに出し、後になってもう一度買いなおした本です…(苦笑)。
結構有るんですよ。後で後悔して買いなおす本。もったいない…。
自分の人生を考えさせられる本の1冊として、私も大切にしています。
by ミカリン (2007-12-22 01:12) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。