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月面衝突閃光と新星と [天文]

天文関係で二つのニュースが飛び込んできました。

一つはふたご座流星群の一部が月面に衝突して起こる月面衝突閃光が確認された事。
もう一つはこぎつね座で新星が発見された事。

二つともアマチュア天文家の発見と言うのが良いですね。
地上から見える宇宙の変化。
ひょっとしたら、いつか身近な誰かが新しい発見をするかもしれない…夢が有りますね。

それから流星群の月面衝突が、地上から見えたと言う事は、月の側面が全面。ひょっとしたら、月の月面図が変わるかもしれません。
現在、月には観測衛星「かぐや」が周回しているので、近いうちに痕跡が見つけられたら…。
そう思うとわくわくします。
同時に、月面裏側のクレーターだらけの姿を見ると、月がどれだけ地球の盾になってくれたのかと言う事にも、思いが行きますが…。

こぎつね座の新星。こちらは札幌での観測。
もともと春の星座として、明るい星も無い地味な星座ですし、北緯35度近い関東や名古屋では見えない星座。北緯45度近い北海道の最北端でも全体図は無理です。北海道だからでこそ観測できたのでしょうね。
命の終わった星の最後の閃光…。今見えていても、その星が死んだのは遥か昔の事と思うと、頭で理屈はわかっていても、とても不思議な気がします。

宇宙の果てが人類の手の及ばない遥か遠くであると同じく、宇宙の神秘もいくら新しい発見をしても、全てを知る事は不可能な果てしも無いものなのでしょう。
だから、人は星を見上げるのかもしれません。手の届かない憧れの存在として…。


月面に一瞬の閃光、ふたご座流星群の衝突をとらえた
 今月14日夜から15日夜にかけて見られたふたご座流星群で、流星が月面に衝突して鋭い光を放つ「月面衝突閃光(せんこう)」を、電気通信大や国内のアマチュア天文家らが同時観測し、動画の撮影にも成功した。
 ふたご座流星群を高い解像度で同時観測したのは世界初という。
 国立天文台によると、閃光の報告は計4回。いずれも「グリマルディ」という大クレーターの近くで光ったのが観測された。
 このうち3回は複数地点から同時観測されており、人工衛星などの光を見誤った可能性はないとしている。
 月面衝突閃光は、重さ100グラム以上の流星が、月面に高速で衝突した際に生じる高温のガスなどが発した光と考えられている。同天文台によると、報告された閃光の明るさから、サッカーボール大の比較的大きい流星が衝突した可能性が高く、「できたてのクレーターが、月探査衛星『かぐや』で見つかるかもしれない」と期待している。
- 読売新聞 [12/27(木) 11:07]



こぎつね座で新星を発見、札幌市のアマチュア天文家
 札幌市のアマチュア天文家、金田宏さん(54)が25日夕、8・7等の新星をこぎつね座で発見した。
 天文学者らでつくる東亜天文学会が27日発表した。岡山県津山市の同、多胡昭彦さん(75)も26日夕、この新星を独立に発見した。
- 読売新聞 [12/27(木) 13:27]

 


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コメント 2

宇宙は想像するだけで夢が広がりますね。
今は、その空さえもまともに見れなくなってしまった。
by (2007-12-28 12:23) 

ミカリン

>とわさん
本当に空が見辛い昨今ですが、我が愛知県では環境万博といわれた愛・地球博の影響か、空に影響の薄い電灯に変わりつつあります。
たんだんエコの方向に進んでいって欲しいものです。
by ミカリン (2007-12-28 14:08) 

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