「宇宙初の水」誕生を再現 [天文]
大分前に宇宙で水が作られた原理がまだ不明だという話を聞いたことがありました。「宇宙初の水」誕生を再現、太陽系起源解明のカギに…北大
北海道大低温科学研究所のチームは、宇宙空間で最初に水ができる過程を再現する実験に世界で初めて成功した。
太陽系の起源を解明する上で重要な成果で、今月下旬、オランダの物理学誌で発表する。
宇宙に太陽系ができる前段階は、氷(水)の微粒子を含んだ「分子雲」という星雲が形成される。だが分子雲の初期は鉱物やガスで構成され、水の分子は存在しないことから、水の形成過程はこれまで実証されていなかった。
香内晃・同研究所所長らは分子雲と同じ真空・低温状態を再現する実験装置「アシュラ」を開発。低温の水素原子を作り、酸素分子に吹き付けると、氷が形成されることを確認した。できた氷に赤外線を当てると、分子雲に含まれる「アモルファス氷」と同じ特性を示した。
しかし、やっとその原理が分かってきたとは、ちょっと驚きでした。
内部に液体があるとされている星は他にもありますが、目に見える形で水が存在するのは地球だけです。
それも表面積にして7割が海に覆われています。
分子雲とは星間物質の密度の高い部分を言いますが、現在観測されている分子雲の中から、生まれたばかりの星星が多数発見されています。
地球も生まれた頃は、そんな中の一つだったのでしょう。
ともかく水の形成過程が解明されたことは、科学的に大きな進歩でしょう。
水の星、地球。いつか、その誕生の謎が解き明かされる時が来るのでしょうか?
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