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「アンネの日記」 [読書]

アンネの日記 (文春文庫)

アンネの日記 (文春文庫)

  • 作者: アンネ フランク
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2003/04
  • メディア: 文庫
「アンネの日記」は1942年6月12日から1944年8月1日まで記録されています。
しかし、描き始められたのは1942年6月14日だといわれ、今日は「日記の日」と言われています。

小学生の頃、この日記を読み、強い衝撃を受けたことを、今でも覚えています。
ナチスの目を逃れ、隠れ家生活を送りながら、彼女の心はなんと強く、希望に燃えていたことか…。

「わたしの望みは、死んでからもなお生きつづけること!」
時には絶望に陥りそうになりながら、消してそれに押しつぶされることなく、明るく日常を描いたその内容は、突然、ナチスによって捕らえられ途切れる、その事実を、かえって強く印象付けることとなります。

途中で途切れた日記。いえ、途切れさせられた日記。
その後の彼女の運命は、ただユダヤ人であるというだけで強制収容所に入れられ、若くして死を迎える…。
日記の内容が、明るければ明るいほど、日常的なほど、その途切れた後の彼女の運命に、胸がつぶれる想いに襲われます。

そして、日本はドイツの同盟国でした。

そのことに思いを巡らせながら、「日記の日」にこの本を読んでみるのも、良いのでは…。そう思いました。
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ミカリン

>xml_xslさん
nice!ありがとうございます。
by ミカリン (2008-06-15 10:43) 

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